![]() |
| 平成19年3月25日発行 通巻100号 |
100号記念メッセージ
市民の想いを込めた市民活動を地域の原動力に!
NPOをめぐる神話の打破を
全国のリード役として、さらに一歩!
社会福祉法人大阪ボランティア協会 理事 事務局長 早瀬 昇
通算100号、おめでとうございます。本誌は市民活動団体に法人格取得の道を開いたNPO法施行の月に創刊。以後、毎月発行されていますから、ついにNPO法施行から100ヶ月となったわけです。
この法律を活用して三重県の市民はNPOの組織化や環境整備を進められました。三重県は人口当たりのNPO法人認証数が東海地区でダントツの1位。全国でも11位です。協働推進の仕組み作りや評価システムなど、皆さんの取り組みが全国をリードしたものも少なくありません。
今後も開拓的取り組みを期待していますが、特に冷戦後のグローバリゼーションの進展に端を発するワーキングプアの増加やCSR(企業or法人の社会的責任)への対応は、大きな焦点となるでしょう。事業の維持・推進とともに人権擁護の核として、市民の実践が問われています。共に頑張りましょう。- はじめに戻る
「自分たちの活動への思い」−三重のNPO活動の昨日・今日・明日−
特定非営利活動法人赤目の里山を育てる会 理事長 伊井野 雄二
「市民活動・ボランティアニュース」通算100号発行 おめでとうございます。
行政でも、企業でもできない、そんな「狭い公益」を実現している私たちが、NPOと言われるんやで。
そんな会話をしたのがちょうど10年前。その後、NPO法制定にともなって、三重県で「NPO研究会」が設置されて、同法の実施に伴う施行条例作りに熱い議論を重ねた。その熱いエネルギーは新しい時代を迎える熱気だったように思うが、法律一つで世の中がそんなに変わる訳はないと冷静になれたのは、あまり時間はかからなかった。NPO法人三重県認証第1号の団体としての思いは深い。自分たちの活動に基軸を置き、ネットワークの一員としての役割を果たす新しい緩やかな「結び目」作りにどう関ったのか。NPO研究会で「三重県NPO支援条例」を設置提案しなかったのがどうだったのか、、、。
これからの10年で、本当のNPOとしての役割が見えてくるとしたら、これまでの10年には意味がある。- はじめに戻る
NPO法人市民福祉ネットワークみえ 理事長 大西良太
先ずは100号発刊おめでとうございます。思い起こせば「市民福祉ネットワークみえ」はNPO室が発足した当初からのお付き合いで職員の皆様の顔が大海原のうねりのようにゆったりと脳裏をかすめます。心から今までのご苦労を讃え重ねて改めて感謝もしたい。さて十年前、県NPO室の職員とアメリカのオレゴン州ポートランドへ草の根団体(Grass root group)の視察に行きました。現地の集会所で税、寄付、ボランティア等について双方納得するまで話し合いました。そのことについては書くスペースが無いので省きますが、そこで私が得たものは実践と言うことでした。私たちはもう十分討論した。百の話し合いより一つの活動の方が今は価値がある。戦後世代が高齢者の仲間入りをしようとし人口動態は加速度的に超高齢化に向かっている。県内における助け合い組織の整備は急務だ。NPO室の協力を切にお願いしたい。- はじめに戻る
「市民活動・ボランティアニュースに期待しています」![]() |
|
- 『市民活動はデモクラシー』
特定非営利活動法人伊勢志摩NPOネットワークの会 会長 中村 元
市民活動は、日本の新しいデモクラシー運動です。お上に任せ放しにしてきた、私たちの暮らしや未来を、自分たちの知恵と努力と互いの協力によって、責任を持って創造しようとするごく自然な民意の現れなのです。
地方分権によって地域の力が試されるこの時代に、数多くの活動的で多様なNPOが存在し、さらにお互いを知るネットワークをも持つ三重県は幸いです。NPOのそれぞれは、小さくテーマの違う活動であっても、一定の数を超え社会的に結びついたとき、それは巨大な運動となり、社会の変革を担います。
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターでは、観光業者でも行政でもない市民が、新たな観光産業を成功させ、福祉のまちづくりの中心的役割も果たしました。今私は、三重の各地で、真のデモクラシー運動が始まっていることを実感しています。
- 伊勢志摩バリアフリーセンターの活動が本になった!「恋に導かれた観光再生」
はじめに戻る
- 夢と期待をのせて すべての市民へのよびかけを!
こもれびセンター 代表 多賀輝宏
私は42歳で失明した。
以来十数年、極度の弱視の中、妻と二人で音楽の演奏活動を続けてきた。海外旅行用トランクにキーボードや音響装置を詰め込み、白杖片手にトランクを引きずりながら各地の老人ホームや学校にでかけた。全国の障害者アーチストに登録をよびかけ、毎年「案内状」を自治体に発送、神奈川から島根、広島、愛媛まで各地でのコンサートを400回以上おこなってきた。
障害者のためではなく、市民とのかけはしになることを願ってのことである。
このニュースの姿勢は、私の活動と共通するところがある。
録音テープ版は、三重県視覚障害者情報支援センター(旧名称三重県点字図書館)で貸し出しされており、毎月数名の利用者がある。(テープ版の地域情報は貴重である)この他にも希望者へのメール配信やSPコードも印刷されている。県の印刷物の中では随一のユニバーサルデザイン化である。
しかし、まだまだ市民活動者や、県職員の中にもこのニュースの事を知らない人もおり、一般市民の関心も低い。また、障害者には加盟する団体の行事にしか参加しないという傾向が強く、行政にも介助者がいなければ参加不可という傾向も強い。
障害者が当たり前のように市民活動に参加し、市民が自然に受け入れる環境づくりの橋渡し役として、さらにパワーアップされることを希望したい。- はじめに戻る
- 100号記念号へのメッセージ
三重県ボランティア連絡協議会会長 泰道詞子
『市民活動・ボランティアニュース』100号記念おめでとうございます。私ども三重県ボランティア連絡協議会では、今年度より「見守り・見回り・災害支援ネットワーク」活動を実施しております。福祉を中心にした多様な県内各地域のボランティアグループのネットワークとしての特性を活かし、最近特に高まっている安全に対する懸念や、また青少年の健全育成、高齢者等への見守り活動の充実等に役立とうと思っています。従来、ともすれば自分たちの専門的な活動にかたよりがちなところを、それだけではなく、地域のさまざまな活動にも目を向け広く全体を見ながら活動を継続していこうと考えております。
この『市民活動・ボランティアニュース』の視点は、私どもと共通するものを感じます。自分たちの活動を基本に、他のさまざな団体の活動を知り理解する。そのための貴重な情報源です。NPO団体、ボランティア団体と組織の形態はさまざまでも、志は同じです。今後も、いろいろな活動や団体をつなぐ大切な役割を果たしていただきたいと思っています。- はじめに戻る
- 夢の架け橋
三重県教育委員長/スペシャルオリンピックス日本三重会員 山根一枝
この地で暮らす私たちが、互いに信頼し合って仲良く楽しく将来に向かって前向きに自らの意思で動こうとする時、やる気と勇気がまず必要です。しかし「建前」だらけの社会の中で、夢のような市民活動の種はなかなか発芽し開花するまでには至りません。そんな中でボランティア活動が少しずつ進展してきているのは、この「市民活動・ボランティアニュ−ス」の役割がとても大きいと思います。
地域社会の中でまだ埋もれている市民活動の小さな種を、この紙面に拾い集めて日向に出し、助成金情報やノウハウを引き出せるように自らの育ちの環境を一緒に与えて、それによって花開いた活動や成果はすごいものです。夢の架け橋100号万歳!- はじめに戻る
- 「自分たちの活動への思い」
(社)認知症の人と家族の会三重県支部 代表 泉 美幸
認知症の介護は家族だけではやっていけません。年中無休の介護の中、認知症を病む本人の思いを受け止めながら介護する家族の苦労は言葉で言い尽くせません。また「認知症」についての知識や情報が無いと、心身の負担と重圧でなす術もなく、悪戦苦闘と孤立の日々です。そういった中、同じ苦しみを共有共感できる仲間と出会うこと、経験者からのアドバイスは貴重です。仲間同士での交流は癒しであり、得られる心のケアとアドバイスは、なにものにも代えがたいものです。
孤立されご苦労されておられる方へ、私どもの存在を知らせていだくためにも、この「市民活動・ボランティアニュース」は貴重だと思います。今後なお一層人と人の橋渡し役としての成果を期待いたしております。- はじめに戻る
- 100号おめでとうございます
病院ボランティア 澤 孝予
「市民活動・ボランティアニュ−ス」100号発刊おめでとうございます。これは、実に多くの人々のご尽力によるものと思います。
私のボランティアの原点は、弱っておられる方、困っておられる方に少しでも役に立つとか、手足になれればとの思いにあり、小さなことでもとにかく行動することが肝心と思っています。今、私は大学病院の受付近くで案内や荷物の運搬などの手助けをしていますが、なかなか仲間が増えなくて苦慮しています。是非一度ボランティアに参加してください。
ボランティアをしてみたいという気持ちがあっても、最初は、なかなか行動に移し難いものです。そこを何とか一歩踏み込んでみてください。きっと、今までに味わったことのない幸福感やすがすがしさを感じることと思います。とにかく、是非一歩踏み込んでみてください。- はじめに戻る