平成19年3月25日発行 通巻100号
100号記念メッセージ
様々な場所、立場から「市民活動・ボランティアニュース」をご支援いただいている方々から、
100号を迎えたニュースにメッセージを寄せていただきました。
皆様のご期待にお応えできるよう、これからも役立つ情報発信を心がけていきます。
101号からの「市民活動・ボランティアニュース」も、どうぞよろしくお願いします!


市民の想いを込めた市民活動を地域の原動力に!
日本NPOセンター事務局長  田尻佳史

NPO法の施行と同時に発刊された本誌は、文字通りNPOと共に歩まれてきた歴史。改めまして発行100号、おめでとうございます。創刊から8年余りの間、市民の想いが込められた活動を広く社会に伝え、賛同者を開拓し続けてこられた本誌は、地域において大きな財産を産み、育てて来られたと思います。
地方分権が進む中で、「地域を大切に思う心」と「想いをカタチにする行動力」が強く求められる時代へと変化しつつあるものの、その認識の広がりはまだ充分であるとはいえません。そんな今だからこそ、地域に呼びかけ、地域の共感を誘い、地域の参画を得るために、市民の活動を広げることが重要だと思います。市民の力=地域の原動力となり、三重県がより活発な地域となること、そして本誌がこれからもNPOと共に歴史を刻みつづけることを願っています。
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NPOをめぐる神話の打破を
名古屋大学教授/市民フォーラム21・NPOセンター代表理事  後 房雄

『ニュース』創刊の98年から8年を経て、かなりの成長を遂げた日本のNPOセクターですが、現在次のステージへと飛躍すべき岐路に直面しています。「中央から地方へ」、「官から民へ」という流れの中で、NPOへの期待ばかりが膨らむのに、それに応えられるだけの力をNPOセクターが持ちえていないからです。NPOセクターは多様かつ重層的であるべきですが、その核となるべき事業型NPOの層が決定的に薄いのが日本のNPOセクターの最大の問題点です。それを解決するためにも、「NPOは寄付とボランティアで成り立つのが正しい」とか「公的資金に頼らないのが正しい」とかいう「神話」(レスター・サラモン)の克服が急務です。市民フォーラムとしても、神話を打ち破っていく人たちを支援していきます。
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全国のリード役として、さらに一歩!
社会福祉法人大阪ボランティア協会 理事 事務局長  早瀬 昇

通算100号、おめでとうございます。本誌は市民活動団体に法人格取得の道を開いたNPO法施行の月に創刊。以後、毎月発行されていますから、ついにNPO法施行から100ヶ月となったわけです。
この法律を活用して三重県の市民はNPOの組織化や環境整備を進められました。三重県は人口当たりのNPO法人認証数が東海地区でダントツの1位。全国でも11位です。協働推進の仕組み作りや評価システムなど、皆さんの取り組みが全国をリードしたものも少なくありません。
今後も開拓的取り組みを期待していますが、特に冷戦後のグローバリゼーションの進展に端を発するワーキングプアの増加やCSR(企業or法人の社会的責任)への対応は、大きな焦点となるでしょう。事業の維持・推進とともに人権擁護の核として、市民の実践が問われています。共に頑張りましょう。
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「新しい社会づくりを目指して」   
百五銀行 企画グループ広報チーム  田中 忍


NPOや市民活動という言葉は、「市民活動・ボランティアニュース」が発行された1998年には耳慣れず、どのような意味を持つのだろうと迷っていたことを思い出します。また当時、NPOや市民活動は、行政の力が及ばない市民の多様なニーズに応える「すきま産業」とも言われました。
しかし最近では、NPOや市民活動の活躍を伝えるニュースが増え、NPOや市民活動がリードする新しい社会づくりが始まっていると実感しています。
当行でも、県内のNPOや市民活動の方との関わりはありますが、他企業の協働事例と比べると「まだまだ」と言えます。引き続き、NPOや市民活動の活躍やニーズに耳を傾け、企業市民の一員として積極的に社会づくりに参加していきたいと考えています。
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「自分たちの活動への思い」−三重のNPO活動の昨日・今日・明日−
特定非営利活動法人赤目の里山を育てる会 理事長  伊井野 雄二

「市民活動・ボランティアニュース」通算100号発行 おめでとうございます。
行政でも、企業でもできない、そんな「狭い公益」を実現している私たちが、NPOと言われるんやで。
そんな会話をしたのがちょうど10年前。その後、NPO法制定にともなって、三重県で「NPO研究会」が設置されて、同法の実施に伴う施行条例作りに熱い議論を重ねた。その熱いエネルギーは新しい時代を迎える熱気だったように思うが、法律一つで世の中がそんなに変わる訳はないと冷静になれたのは、あまり時間はかからなかった。NPO法人三重県認証第1号の団体としての思いは深い。自分たちの活動に基軸を置き、ネットワークの一員としての役割を果たす新しい緩やかな「結び目」作りにどう関ったのか。NPO研究会で「三重県NPO支援条例」を設置提案しなかったのがどうだったのか、、、。
これからの10年で、本当のNPOとしての役割が見えてくるとしたら、これまでの10年には意味がある。
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NPO法人市民福祉ネットワークみえ 理事長  大西良太
先ずは100号発刊おめでとうございます。思い起こせば「市民福祉ネットワークみえ」はNPO室が発足した当初からのお付き合いで職員の皆様の顔が大海原のうねりのようにゆったりと脳裏をかすめます。心から今までのご苦労を讃え重ねて改めて感謝もしたい。さて十年前、県NPO室の職員とアメリカのオレゴン州ポートランドへ草の根団体(Grass root group)の視察に行きました。現地の集会所で税、寄付、ボランティア等について双方納得するまで話し合いました。そのことについては書くスペースが無いので省きますが、そこで私が得たものは実践と言うことでした。私たちはもう十分討論した。百の話し合いより一つの活動の方が今は価値がある。戦後世代が高齢者の仲間入りをしようとし人口動態は加速度的に超高齢化に向かっている。県内における助け合い組織の整備は急務だ。NPO室の協力を切にお願いしたい。
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「市民活動・ボランティアニュースに期待しています」
特定非営利活動法人三重県子どもNPOサポートセンター 理事長  田部眞樹子

100号といえば8年以上になるということ。「もうそんなに?」と一昔前に近い歳月の積み重ねに、驚きの思いをあらたにしています。
発行責任者のNPO室をはじめ一貫して構成と印刷を手掛けて下さっている萩野さん、関わり続けた大勢の方々のご努力あってのことと只々頭が下がります。
私が「がんばれネットワーク」のインタビューを受けたのは初期の頃。今回改めて当時の紙面を読み返し、自分の受け答えに8年の歳月の流れが感じ取れます。多少の成長という喜びを伴って。
これからも「市民活動・ボランティアニュース」は、新市民の旗手たらんとする市民活動に携わる多くの人たちの足許をしっかり照らし、先達の役割を果たし続けて下さることを期待してやみません。

※田部さんのインタビューは99年9月号に掲載されました。ホームページで閲覧できます。
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力強い「第3のセクター」となるために
四日市NPOセクター会議 議長  松井真理子


「市民活動・ボランティアニュース」発刊100号おめでとうございます。充実した情報誌を毎月発刊いただいていることに、心から感謝と敬意を表します。
100号に至る年月の間に、市民活動もだんだん発展してきました。しかし「市民の時代」「第3のセクター(第1セクター=政府、第2セクター=企業)」などとちやほやされている割に、客観的に見れば、市民セクターはまだまだ社会の中で弱い存在に過ぎません。NPOやボランティアの重要性は、疑う余地もないほど明らかなのですから、もっと全体として力をつけ、名実ともに「第3のセクター」として存在感を示していく必要があります。
四日市NPOセクター会議は、このような目的で設立されたNPOの連合体です。未来に向かって力強いセクターに成長するため、NPOが連携して活動を進めていきます。
市民にNPOを理解してもらうため、さまざまな分野のNPOが連携して実施した「NPO入門講座」の一幕(実施主体 四日市NPOセクター会議)
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「円熟? いやいやまだまだ…」
ハローボランティア・ネットワークみえ/三重県防災ボランティアコーディネーター養成協議会議長  山本康史

100号発行、おめでとうございます。
1998年12月創刊と聞き改めて驚きました。私が今でも楽しく続けているハローボランティア・ネットワークみえの設立と同じ年月だったのですね。当時NPO室長であった出丸さん、森西さん、現室長の若林さんたちに暖かく見守られながらよちよち歩きを始めた三重の市民活動も、もう小学校3年生と同じ年齢になったということですか。
自分は若手だと思ってましたが、このお話を聞いて気持ちが揺らぎました。8年以上続けている私は、もう十分中堅どころなのでしょうか。いやいや、まだ私の活動歴は小学校3年生、知っていること、できることより、知らないこと、やっていないことの方が圧倒的にたくさん存在している。三重の市民活動も私もまだまだ円熟にはほど遠いけど、若いパワーに溢れている、そうでしょう?
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『市民活動はデモクラシー』
特定非営利活動法人伊勢志摩NPOネットワークの会 会長  中村 元

市民活動は、日本の新しいデモクラシー運動です。お上に任せ放しにしてきた、私たちの暮らしや未来を、自分たちの知恵と努力と互いの協力によって、責任を持って創造しようとするごく自然な民意の現れなのです。
地方分権によって地域の力が試されるこの時代に、数多くの活動的で多様なNPOが存在し、さらにお互いを知るネットワークをも持つ三重県は幸いです。NPOのそれぞれは、小さくテーマの違う活動であっても、一定の数を超え社会的に結びついたとき、それは巨大な運動となり、社会の変革を担います。
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターでは、観光業者でも行政でもない市民が、新たな観光産業を成功させ、福祉のまちづくりの中心的役割も果たしました。今私は、三重の各地で、真のデモクラシー運動が始まっていることを実感しています。
伊勢志摩バリアフリーセンターの活動が本になった!「恋に導かれた観光再生」

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夢と期待をのせて すべての市民へのよびかけを!
こもれびセンター 代表  多賀輝宏


私は42歳で失明した。
以来十数年、極度の弱視の中、妻と二人で音楽の演奏活動を続けてきた。海外旅行用トランクにキーボードや音響装置を詰め込み、白杖片手にトランクを引きずりながら各地の老人ホームや学校にでかけた。全国の障害者アーチストに登録をよびかけ、毎年「案内状」を自治体に発送、神奈川から島根、広島、愛媛まで各地でのコンサートを400回以上おこなってきた。
障害者のためではなく、市民とのかけはしになることを願ってのことである。
このニュースの姿勢は、私の活動と共通するところがある。
録音テープ版は、三重県視覚障害者情報支援センター(旧名称三重県点字図書館)で貸し出しされており、毎月数名の利用者がある。(テープ版の地域情報は貴重である)この他にも希望者へのメール配信やSPコードも印刷されている。県の印刷物の中では随一のユニバーサルデザイン化である。
しかし、まだまだ市民活動者や、県職員の中にもこのニュースの事を知らない人もおり、一般市民の関心も低い。また、障害者には加盟する団体の行事にしか参加しないという傾向が強く、行政にも介助者がいなければ参加不可という傾向も強い。
障害者が当たり前のように市民活動に参加し、市民が自然に受け入れる環境づくりの橋渡し役として、さらにパワーアップされることを希望したい。
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100号記念号へのメッセージ
三重県ボランティア連絡協議会会長  泰道詞子


『市民活動・ボランティアニュース』100号記念おめでとうございます。私ども三重県ボランティア連絡協議会では、今年度より「見守り・見回り・災害支援ネットワーク」活動を実施しております。福祉を中心にした多様な県内各地域のボランティアグループのネットワークとしての特性を活かし、最近特に高まっている安全に対する懸念や、また青少年の健全育成、高齢者等への見守り活動の充実等に役立とうと思っています。従来、ともすれば自分たちの専門的な活動にかたよりがちなところを、それだけではなく、地域のさまざまな活動にも目を向け広く全体を見ながら活動を継続していこうと考えております。
この『市民活動・ボランティアニュース』の視点は、私どもと共通するものを感じます。自分たちの活動を基本に、他のさまざな団体の活動を知り理解する。そのための貴重な情報源です。NPO団体、ボランティア団体と組織の形態はさまざまでも、志は同じです。今後も、いろいろな活動や団体をつなぐ大切な役割を果たしていただきたいと思っています。
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夢の架け橋
三重県教育委員長/スペシャルオリンピックス日本三重会員  山根一枝


この地で暮らす私たちが、互いに信頼し合って仲良く楽しく将来に向かって前向きに自らの意思で動こうとする時、やる気と勇気がまず必要です。しかし「建前」だらけの社会の中で、夢のような市民活動の種はなかなか発芽し開花するまでには至りません。そんな中でボランティア活動が少しずつ進展してきているのは、この「市民活動・ボランティアニュ−ス」の役割がとても大きいと思います。
地域社会の中でまだ埋もれている市民活動の小さな種を、この紙面に拾い集めて日向に出し、助成金情報やノウハウを引き出せるように自らの育ちの環境を一緒に与えて、それによって花開いた活動や成果はすごいものです。夢の架け橋100号万歳!
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「自分たちの活動への思い」 
(社)認知症の人と家族の会三重県支部 代表 泉 美幸


認知症の介護は家族だけではやっていけません。年中無休の介護の中、認知症を病む本人の思いを受け止めながら介護する家族の苦労は言葉で言い尽くせません。また「認知症」についての知識や情報が無いと、心身の負担と重圧でなす術もなく、悪戦苦闘と孤立の日々です。そういった中、同じ苦しみを共有共感できる仲間と出会うこと、経験者からのアドバイスは貴重です。仲間同士での交流は癒しであり、得られる心のケアとアドバイスは、なにものにも代えがたいものです。
孤立されご苦労されておられる方へ、私どもの存在を知らせていだくためにも、この「市民活動・ボランティアニュース」は貴重だと思います。今後なお一層人と人の橋渡し役としての成果を期待いたしております。
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100号おめでとうございます
病院ボランティア  澤 孝予


「市民活動・ボランティアニュ−ス」100号発刊おめでとうございます。これは、実に多くの人々のご尽力によるものと思います。
私のボランティアの原点は、弱っておられる方、困っておられる方に少しでも役に立つとか、手足になれればとの思いにあり、小さなことでもとにかく行動することが肝心と思っています。今、私は大学病院の受付近くで案内や荷物の運搬などの手助けをしていますが、なかなか仲間が増えなくて苦慮しています。是非一度ボランティアに参加してください。
ボランティアをしてみたいという気持ちがあっても、最初は、なかなか行動に移し難いものです。そこを何とか一歩踏み込んでみてください。きっと、今までに味わったことのない幸福感やすがすがしさを感じることと思います。とにかく、是非一歩踏み込んでみてください。
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